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アレルギー交差反応、気を付けたい組み合わせは?

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交差性アレルギーとは

交差性アレルギーとは、異なるアレルゲンが似た構造を持つために引き起こされるアレルギー反応です。
例えば、花粉症の人が特定の果物や野菜を食べると、花粉と似た構造を持つアレルゲンに反応し、アレルギー症状が出ることがあります。
この現象は「交差反応」と呼ばれます。
すべての花粉症の人が発症するわけではなく、個人差がありますが、確率は低いとされています。

交差性アレルギー一覧

アレルギー持ちで、何か食べた時に喉や口に違和感を感じたことがある人は、交差性アレルギーが起きているかもしれません。

ここでは交差性アレルギーを起こす可能性がある食品・物質についてまとめてみました。

アレルゲン交差反応を示す可能性のある食品・物質
シラカバ(4~6月)
ハンノキ(1~4月)
バラ科の食べ物(リンゴ、梨、サクランボ、桃、イチゴ)
キウイ、人参、セロリ、大豆、豆乳、ピーナッツ
カモガヤ(5~7月)
オオアワガエリ(5~8月)
ウリ科の食べ物(メロン、スイカ、キュウリ)
バナナ、トマト、アボカド
スギ(1~4月)
ヒノキ(3~5月)
トマト、オレンジ、リンゴ、桃、梨
ブタクサ(7~10月)ウリ科の食べ物(メロン、スイカ、キュウリ)
バナナ、トマト、セロリ、アボカド
ヨモギ(8~10月)セリ科の食べ物(人参、セロリ)
キウイ、マンゴー、バナナ、メロン、アボカド、キュウリ、トマト
ラテックスバナナ、キウイ、アボカド、栗
牛肉牛乳、羊肉、豚肉
鶏肉七面鳥、ウズラ
豆類ピーナッツ、インゲン豆
魚類マグロ、鮭
クラゲ納豆
食品添加物(赤色着色料コチニール)お菓子、アイシャドウ
羽毛、鳥のフン鶏肉、卵
イヌネコのマダニ牛肉、豚肉
小麦、エビ、カニ、果物など食後の運動、飲酒、入浴、鎮痛剤の服用

交差性アレルギーの症状

  • 口腔アレルギー症候群(OAS):
    特定の果物や生野菜を摂取後、15分以内に口の中や喉にかゆみや刺激感、腫れが生じる症状です。
    症状は通常軽度であり、数分以内に自然に回復しますが、まれに重篤なアナフィラキシーを引き起こすこともあります。

  • 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA):
    特定の食物を摂取した後、運動や入浴などの行動によってアレルギー反応が引き起こされる状態です。
    小麦などが原因となることが多く、摂取後2時間以内に運動することで症状が現れることがあります。

  • まれに重症化する場合もあります
    アナフィラキシー(全身性のアレルギー反応)、呼吸困難、重度の喉の腫れ

予防と対策

食物の除去:
原因となる果物や野菜を避けることが基本です。
果物や野菜ジュースは一度に大量に摂取しないようにしましょう。
加熱処理は、交差アレルギーの症状を軽減する有効な方法の一つです。(ジャムや果物を煮詰めた料理など)

医療機関の受診:
アレルギー症状が疑われる場合、自己判断に頼らず、医師に相談することが大切です。
専門的なアレルギー検査を受けることで、具体的なアレルゲンを特定し、適切な対策を講じることができます。
医師の指導のもとで、アレルギーの管理を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

生活習慣の見直し:
食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIAの場合は、食後の運動や入浴を避けるなどの生活習慣の調整が必要です。また、緊急時にはエピペンなどの自己注射薬を携帯することも考慮すべきです。

交差性アレルギーの発症確率は低いですが、アレルギー歴が長い人や年齢によって突然現れることがあります。
何の食べ物で起きたのか、自分で知り、気を付けていくことが大事です。

参考にしてもらえれば幸いです。